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No1 序
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- 思いつく
まるで妖精の笛のような「硝子の笛」を演奏している。 笛仲間で合奏しているが、時に笛以外の音も欲しくなる。 他に妖精の奏でる楽器といえばハープだろう。 よし、ハープを弾いてみよう!
- よく考える
私の事情から以下の条件が挙がる。 ・予算は2〜3万円 ・#系のキイのみ演奏できれば良い(笛がD・G調のため) ・小型軽量であること(運転免許が無いので持ち運びは人力) ・珍しい楽器であること ・姿が美しいこと
- 捜す
検索で苦労の末、海外サイトにてなんとか条件の合うものを見つける。 絞り込みきれず二台発注.。
- 手に入れる
待つこと3週間にして無事到着。幸い破損は無し。 返品は不可の上万一の場合補償の交渉は英語。まずはほっとする。 今回買ったのは、以下の二台。
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Lute Harp
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高さ約70cm/22弦(ナイロン)/ローズウッド製 ナイロンケース・チューニングキイ付属 パキスタン製
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長所
- 姿が美しい
- 音が柔らかい
- グリッサンドの響きがよい
- 付属のケースは大変良い
短所
- 音程が狂いやすい
- 低音域の音色は今ひとつ
- 臨時記号には対応できない
笛鼠的 短所
- 親指側が高音なのがなじみにくい
- 指先で弾くのでもし指先が堅くなると
笛の演奏に差し支える
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Lyre Harp
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高さ約62cm/16弦(金属) ナイロンケース・チューニングキイ付属 パキスタン製
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長所
- 姿が美しい
- 音に透明感がある
- 付属のケースは大変良い
短所
笛鼠的 短所
- 残響が長いのでグリッサンドは濁る
- 爪弾きが基本なのだが爪を伸ばすとフルートの演奏に差し支えるかもしれない
- 底部のストリングポストが衣装を傷付けそう
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No2 開梱
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LuteHarp
Lyre Harp
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箱より少し小さいためか
こちらはクッション材入り |
こちらもケース付属 |
両者チューニングキイ付属 あとは説明書が各1枚 |
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No3 チューニング
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まずは音を合わせないと、音色も分からない。
早速チューニングしてみる。
Lyre Harp
以下リラと呼ぶ。
付属の説明書には
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Longest |
Shortest |
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1 |
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3 |
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6 |
7 |
8 |
9 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
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D |
E |
#F |
G |
A |
B |
#C |
D |
E |
#F |
G |
A |
B |
#C |
D |
E |
こういう風にチューニングしてはいかが?と書いてある。
小型ハープの場合、弦が短いので誤差の割合が大きい。
ほんの少しの力加減で大きく音程が動く。難しい。
16弦でもかなり時間がかかった。チューナーは必需。
いきなり大失敗。一番高い音の弦を巻きすぎて切ってしまう。
替え弦の事は後から考えるつもりだったが、早速調査せねば。
リラは金属弦なので残響が大変長い。
共鳴胴はとても薄いのだが充分響く。
調律が良く合うと、共鳴が出てより美しく響くようだ。
こんな音だった。音色にはかなり満足。
使い初めは弦が伸びるので、すぐに調律が狂う。
かなり頻繁に合わせ直さないといけない。 リラは底部にストリングポスト(弦を引っかける突起)があるが、 膝に乗せるとこれが衣服に引っかかる。 ついでに弦の巻き終わりの処理が悪く、端が飛び出していたため指を切ってしまった。 この価格帯だと、こういう甘さはやむを得ないところか。
LuteHarp 以下、リュートと呼ぶ。 こちらはナイロン弦で、ハープらしくCが赤、Fが青になっている。 Cから3オクターブ上のCまでで22弦。 こちらは、リラよりさらに音程が決まりにくい。 時間と共に狂う幅も大きいようだ。不思議なのだが上がってくる。 全体にウクレレっぽい音色。特に低音部はかなり真抜けた音だが、 時間がたてば変わってくると書いてあるので信じて待とう。 共鳴胴は小さいながらも良く響く。 残響の加減もハープらしく、グリッサンドがきれいに決まるのが嬉しい。 こちらはこんな音
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No4 練習開始
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さて、奏法だが、自己流で行こうと思う。試行錯誤開始。 営業目的で挑むのだから、いきなり実弾から弾いてみよう。 「いつも何度でも」「さとうきび畑」「涙そうそう」を当面の練習課題にする。 もちろん伴奏。アルペジオのみ。 コードは頭に入っているので適当に音を選んで弾く。
Lyre Harp
上記3曲はいずれも私の笛ではGで吹くので、 Cの弦をナチュラルにしてG調にする。 まず左手で楽器を支えて右手のみで弾いてみる。 少ない音でもそれなりに雰囲気が出る。本当に使えるかもしれない。 金属弦は見分けが付きにくいので、なかなか弦の位置が覚えられない。 目に頼らず、間隔の感覚で覚えようと思うが、 いかに自分が音程感に乏しいか思い知る。 弦に色を付けてみようかな。
LuteHarp 同じ曲をリュートでも練習してみる。Fを#にしてG調に調弦。 こちらは普通のハープと同じように左肩で支え、両手で弾いてみる。 音色が違うのでまた趣が変わって良いが、 構え方も音域も別なので、楽譜も替えざるを得ない。 曲毎に、どちらの楽器を使うか決めて挑む方が良さそうだ。 リュートは一般的なハープと同じで、身体側に高音が来る。 つまり右手は親指側が高音なので、ピアノと逆になり、どうも勝手が悪い。 リラとの持ち替えは難しそうだ。 弦に色が付いてるのはありがたい。かなり弾きやすくなる。
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ハープは指先で弾く。 慣れてくると皮膚が堅くなるらしいが、実はこれは困るのだ。 本業の硝子の笛はキイが無く指で穴を塞いで演奏する。 指先の感覚はとても大事なので、堅くするわけにはいかない。 手荒れを防ぐために皿洗い機を使っているほどなのだ。 とにかく弾いてみなくちゃわかんない!と潔く購入したが、 30分ほどの練習で多少赤くなる程度。要経過観察というところか。
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金属弦の楽器は爪かピックで弾くものが多い。 リラは指先で弾いても綺麗な音が響くので、どちらでも弾けると思うが、 爪弾きは指先が傷むのを防ぐのには良さそうなので、しばらく爪を伸ばして見ることにする。 しかし、あまり爪が長くなると第一本業のフルート演奏に差し支える。 ピアノも、パソコンのキーボードも、皿洗いにも不便だ。リュートも弾けない。 どれくらい伸ばせば良いのか、これも試行錯誤と言うことで。
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No7 音量
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最初に弾いた時は、思ったより大きな音がするという印象だった。 が、しばらくして違うと気づいた。 抱いている共鳴胴から直接響きが身体に感じられるので、 実際より大きな音に感じられるようだ。 笛には共鳴体が無いので、勝手が違う。 我が家は一戸建てだが上の階にはまったく聞こえていないとのこと。 笛の練習では苦情が来るから、かなりの差だろう。 小型軽量を条件にすると、共鳴体が犠牲になる。つまり、深い音色や大きい音は諦めるということ。 本当にコンサートデビューする日が来たらピックアップを使おうと割り切って選択したが、 これはマンションなどで楽しむ場合には長所かもしれない。
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No8 ライアーではありません
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リラをご覧になった方に「いつも何度でも」の楽器ですか? と聞かれた。いいえ。違います。 木村弓さんが演奏しておられるのは「ゲルトナーライアー」と言って、 大変丁寧に手作りされる楽器なので、かなり高価な物。 うちのリラが20台くらいは買えると思う。
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No9 パキスタン製です
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リラもリュートもパキスタン製の楽器。 今、地震で大変なことになっているが、救援・復興が早く進みますように。 購入を決めるまでに色々なサイトを拝見したが、 パキスタン製のハープについて否定的な意見もたくさんあった。 安い分品質が悪いというのだ。 私は実際手にしてみて、この価格でこの品質は妥当だと思ったが、 専門家ではないのでこれ以上の意見は差し控えておく。 フルートの世界にも近頃2万円前後の「激安フルート」なるものが登場して不評を買っている。 時折初期不良品がある上寿命は約2年ほどと言われているのだ。 もちろん音色や音程の質もそれなりである。 フルートが皆こういう物だと思われるのも心外であるし、 寿命が短いと知らせずに売りつけるのはまるで詐欺だが 個人的には一概に否定する物でもないと思う。 そう言う楽器だと分かった上で、許される予算内でフルートを試してみたい場合には、良い買い物ではないだろうか。 ある楽器店サイトには、最も安いパキスタン製のミニハープについてこう記してあった。 「このハープは、あなたがハープが好きかどうかを試すのに最適です」 で、私も試すことにした次第。
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No10 娘の方が上手いかも
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